世界最高給FWテベスが中国サッカーを一刀両断 「ヨーロッパから50年遅れている」  

中国サッカーは「意図のないプレーが多く、ナイーブで、選手を怪我させる」と言及

 元アルゼンチン代表FWカルロス・テベスは、今季から中国スーパーリーグの上海申花でプレーしているが、スペインTV局「モビスター」のインタビューに対して「中国サッカーリーグは欧州トップレベルから50年遅れている」と発言している。

 テベスは年俸4000万ユーロ(約50億円)の2年契約という、日本円にして総額100億円の巨額契約で世界最高給のプレーヤーになったとされている。しかし、その給料の支払元である“チャイナ・マネー”を背景とした中国リーグのレベルは決して高くないと言い切った。

「このリーグは、世界最高峰のリーグ、ヨーロッパのトップレベルに対して太刀打ちできるようなレベルには全くない。50年はその差があると考えていいだろう。ここのリーグの選手は技術的に素晴らしいとは言えず、フィジカルがものすごいわけでもない。意図のないプレーが多く、ナイーブであり、他の選手を怪我させる。サッカーには大きな違いがあり、人々の生活も違うものだね」

 ラフプレーが横行する中国リーグは “カンフー・サッカー”と揶揄されることもあり、テベスはフラストレーションを溜めている模様だ。技術的にもフィジカル的にも高いレベルにはないと明言し、「ヨーロッパから50年遅れ」と一刀両断している。

 テベスは「家族も含め、生活は幸せなものだよ。まだここでの環境に適応できていないにせよ、それは少しずつでいいんじゃないか」とも話した。超高額年俸を得ての中国行きは、テベスにとって必ずしも良いものではないカルチャーショックを与えているようだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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