「めっちゃ悔しい!でも…」本田オーナーがホルンのオーストリア3部再降格に悔しさ爆発
最終戦で敗戦… 最下位と降格確定後にツイッターを更新
ACミランの日本代表FW本田圭佑が実質的なオーナーを務めるオーストリア2部SVホルンが、現地時間26日に行われた最終節で首位LASKリンツとホームで対戦し、1-2と敗れた。これにより今季3部から2部に昇格したクラブは最下位から脱出できず、わずか1年で3部再降格を余儀なくされた。
すでにミランから今季限りでの退団を発表している本田は、28日の今季最終戦でミランでの3年半のラストマッチとなる敵地カリアリ戦に備えるなか、ホルンの非情な現実を受け止めた。そして、開設間もない自身のツイッターを更新した。
「めっちゃ悔しい!でもめっちゃオモロイ!人を遺す活動を世界に広げていきます」
ホルン降格のニュースとともに、前向きなメッセージを送っている。今季はミランでベンチを温める苦しいシーズンとなったが、現役生活とともに二足の草鞋となっていたクラブ経営の手応えに加え、降格の悔しさを赤裸々に吐露。そして、人材育成のテーマを掲げ続けることを明らかにしている。
2年前に実質的なオーナー就任時には3年後のタイトルに加え、5年後のUEFAチャンピオンズリーグ出場という野望を掲げていたが、今回の再降格で目標実現に向けては大きな後退を余儀なくされた。
オーストリアメディアは降格前に本田サイドのホルン撤退の可能性を報じていた。ホルンのルドルフ・ラウドン会長は地元メディアに「(本田サイドとの)合意事項は3年。我々は現在2シーズン目の終わりにいる。個人的な見解では、我々は2018年シーズン終了時までパートナーだ。それが異なる結末になるのか分からない」と語っていたと報じられている。
ツイッターではポジティブな姿勢を示した本田とホルンは、3年目に再び3部での戦いを強いられることになった。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images