バイエルン幹部の怒り収まらず CLレアル戦“疑惑の判定”は「40年間見たことがないもの」
ルンメニゲCEOが明かす 「私は決勝戦を観戦するつもりはない」
5シーズンぶりにリーガ・エスパニョーラ制覇を成し遂げたレアル・マドリードは、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)史上初となる連覇をかけて6月3日にユベントスとの決勝に臨むが、準々決勝で敗れたバイエルンの重鎮は“疑惑の判定”をいまだ根に持っているようだ。スペイン紙「マルカ」が報じている。
バイエルンはレアルの本拠地サンチャゴ・ベルナベウで行われた第2戦で、MFアルトゥーロ・ビダルへの2枚目のイエローカード提示、相手エースFWクリスティアーノ・ロナウドの2ゴールのオフサイド見逃しなど、フラストレーションの溜まるジャッジが続いたことで怒り心頭に。試合後には選手が、審判控室に乗り込む騒ぎまで起きた。
疑惑の一戦から1カ月経っても、バイエルン上層部はいまだ“疑惑の判定”が許せない模様だ。カール=ハインツ・ルンメニゲCEOは会見で「我々はマドリードの地で2-0とできるはずのPKを逃してしまったのは確かだが、私はこの40年間のなかで見たことがないような審判のパフォーマンスだったよ」と話したという。
ルンメニゲ氏は主審の下した判定にいまだ納得がいっていない様子で、「私はいくつかの会合に出席するために(CL決勝会場である)カーディフを訪れなければならないだろう。だけど私は決勝戦を観戦するつもりはない。そんなにすぐ、あの出来事を忘れられないからね」とも語っている。ブンデスリーガの絶対王者と“白い巨人”の間に生まれた因縁は、来シーズン以降も引きずることになりそうだ。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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