ヘーレンフェーン小林、日本代表予備登録が判明 現地紙「代表での活動があるかもしれない」
故障などのアクシデントが起きた際のリザーブメンバー入りが発覚
ヘーレンフェーンMF小林祐希は、6月7の親善試合シリア戦と13日のロシア・ワールドカップアジア最終予選イラク戦の2連戦を行う日本代表メンバーから落選したが、リザーブメンバーとして予備登録されていることが判明した。オランダ地元紙「リーウワーデル・コウラント」が報じている。
小林は今季移籍したオランダ1部のクラブでレギュラーの座をつかんだ。だが、ユトレヒトとのUEFAヨーロッパリーグプレーオフでは2試合連続でスタメン落ち。30試合出場1得点という成績に終わった。
代表落選となったが、記事ではメンバーの故障などアクシデントが起きた際のリバーブメンバー入りしていることが発覚。「小林祐希はもしかすると日本代表での活動が間もなくあるかもしれない」と報じられている。
バヒド・ハリルホジッチ監督は記者会見で今回のメンバーから外した理由を明確にしていた。
「ユウキはずっと先発だ。彼ともディスカッションしている。ユウキの場合は守備のところでもう少しアグレッシブにボールを奪うのが課題だ。テクニックは悪くない。だが、考えるのはイラクとの戦いだ。グラウンドは悪いままかもしれない。ボールを奪うところでアグレッシブに行ける選手が良いプレーをできるのではないか。それを考えてこういう選手を呼んでいる」
25歳レフティーのテクニックを評価する一方で、ボール奪取能力やピッチ状況の悪いアウエーのイラク戦を踏まえて、敵地での決戦に不向きと判断された。ビッグマウスで有名な小林だが、オランダで1シーズン経験を積んだ。スクランブル出場の機会は果たしてやってくるのだろうか。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images