15歳久保に熱視線の韓国メディア 「要所で攻撃の中心」と評価する一方、課題指摘も
ウルグアイ戦のプレーに注目 「久保にはまだ時間が必要」
U-20ワールドカップ(W杯)韓国大会のグループリーグ第2戦で、日本はウルグアイに0-2で敗れた。
この試合の結果を報じる韓国メディアの注目は、やはり15歳のFW久保建英(FC東京U-18)だった。スポーツ・芸能専門サイト「OSEN」は、「日本の天才、久保建英が本来の実力を発揮できず、チームの敗戦を防げなかった」と、記事の出だしから途中出場した久保について触れた。
試合内容と久保のプレーについて詳細に触れており、「前半16分にFW小川航基が負傷退場し、早いたタイミングで久保が投入された。しかしその期待とは裏腹に、(前半の)久保はウルグアイのプレスの前で沈黙。ボールをキープしても思うようにパスをつなげず、徐々に存在感を失っていった。ただ、後半から日本は試合の主導権を握り、久保も突破力と巧みなパスで相手を崩しにかかった。チャンスを作るも他の選手がフィニッシュできなかった」と伝えた。
さらに「久保は要所で、鋭いパスと突破で攻撃の中心となったが、フィニッシュに課題を残し、まだ未熟な部分があることも露呈した。大会最年少の久保にはまだ時間が必要にも見えた」と締め括っている。
日本は27日のグループリーグ第3戦で、決勝トーナメント進出を懸けてイタリアと戦う。この試合の結果によっては、ベスト16で韓国代表と対戦する可能性も浮上しており、その動向は再び大きな注目を集めそうだ。
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金 明昱●文 text by Myung-wook Kim
田口有史●写真 photo by Yukihito Taguchi
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