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メッシの脱税容疑が最高裁で有罪確定 懲役21カ月も「投獄の可能性はほぼない」
メッシ側の上訴をスペイン最高裁が棄却
バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、約5億円の脱税事件をめぐって裁判が続けられていたが、英公共放送「BBC」によるとスペイン最高裁が実刑21カ月の有罪判決を確定させたと報じている。
メッシと代理人を務める父親のホルヘ氏は、2007年から09年にかけてベリーズとウルグアイの“タックス・ヘイブン”を利用。架空の企業を立ち上げて、自身の肖像権料の所得隠しを行ったとされ、検察当局が捜査を続けていた。
2016年夏には本人が出廷して証言したものの、計410万ユーロ(約5億円)の脱税容疑としてバルセロナの裁判所で有罪判決を下されていた。メッシ側は上訴したもののスペイン最高裁も同様の判決を下した。
ただ同局によると、スペインでは24カ月以下の刑期ならば保護観察の対象になるとのことで「メッシが刑務所に投獄される可能性はほぼない」とされている。また脱税分の税金の一部を支払ったことでホルヘ氏の刑期も21カ月から15カ月に短縮されたという。
メッシは今季リーガ・エスパニョーラで37ゴールを奪い、通算4度目のピチーチ(リーガ得点王)を獲得。また現地時間27日に今季バルサの最終戦となるスペイン国王杯を控えている。世界ナンバーワンプレーヤーにとっては、シーズン最終盤のタイミングでの実刑確定となってしまった。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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