U-20日本代表が体感した“本物の世界” 南米1位ウルグアイの試合巧者ぶりと「最後の質」
判断が少しでも遅れると「かっさらわれた」
「足が残るというか、(1対1の場面で)感覚で外しても、相手の足が残っているし、力が入らないはずなのにパワーがあった。ちょっと違う感覚があった」
そこで、「抜き切るプレースタイルではないので、剥がしてタケ(久保建英)とのワンツーとか、スルーパスとかを意識していた」というが、相手マークを剥がしてからの判断が少しでも遅れると、「剥がして周りを見ている間にかっさらわれたので、相手の寄せなどが速かった」。
それぞれに課題と、成長の種が落ちていたウルグアイ戦。これを今後どう生かしていくのか。この敗戦を糧に、今後の成長曲線をどう描くかが、若き日本代表のレベルアップにもつながっていくはずだ。
【了】
馬場康平●文 text by Kohei Baba
田口有史●写真 photo by Yukihito Taguchi