U-20日本代表が体感した“本物の世界” 南米1位ウルグアイの試合巧者ぶりと「最後の質」

一つひとつのプレーの「感覚が違う」

 この日が、大会初先発となったMF原輝綺(新潟)は、「これまでの試合から1段も2段もギアが上がった」と言って、こう振り返る。

「違いを見せつけられてしまった。決定力の差、個で圧倒的な差を。フィジカル、速さ、プレースピードが違う。そういうことを肌で感じられたのは、自分のためにはなった」

 そのなかでも「ボランチがドリブルではがしてくる」というプレーには目を丸めた。

 小川の負傷退場後、攻撃をけん引した堂安には、「決め切る力が足りなかったし、最後の質が良くなかった。回させられている感じがありましたし、後半はやれていたけどやっぱり最後の質だった」と、映った。その差を埋めるためのヒントも転がっていたという。

「ボールを持っている時と最後の質。最後に何ができるかは個人のところだと思うし、どれだけボールを回していても決めなければいけない。相手は簡単に決めてしまうというか、寄せに行っているのに普通にシュートを打ってきた。そこの感覚が違うのかなと。個人的なところになるけど、シュートの振りの速さが必要。振りかぶっている間に相手が来るので、コンパクトなシュートは練習しないといけない」

 さらに、相手の守備にも、これまでとの違いがあったと言う。

 

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