アヤックスの元Jリーガー監督がマンUのロングボール戦術を批判 「とても退屈なゲームだった」
就任1年目でのタイトルを懸けたEL決勝で、マンUに0-2と敗戦
UEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝でマンチェスター・ユナイテッドに0-2で敗れ、タイトルを逃したアヤックスのピーター・ボス監督が、ユナイテッドのロングボールを中心とした戦術を批判し、「とても退屈なゲームだった」と振り返っている。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。
アヤックスは平均年齢22歳という若いスターティングイレブンを送り出し、最終ラインから丁寧にパスをつないで攻撃を組み立てたが、決勝のプレッシャーに呑まれたのか簡単なパスミスを連発した。
一方のユナイテッドは長身MFマルアン・フェライニの高さや、スペースに抜け出すFWマーカス・ラッシュフォードの速さを生かすべく、序盤からロングボールを多用して攻め込んだ。すると、前半18分にMFポール・ポグバのミドルシュートが相手DFに当たり、コースが変わってゴールに吸い込まれるという幸運な形で先制。後半3分にはセットプレーからMFヘンリク・ムヒタリアンが追加点を奪った。安定した守備でアヤックスを封じ込め、ユナイテッドは2点のセーフティーリードを守って王座に輝いた。
試合後の記者会見に臨んだアヤックスのボス監督は、「ファイナルでは彼らに勝つためにプレーした。非常に残念だ。我々は勝てなかった」と悔しさを露わにした後、ユナイテッドのスタイルにもケチをつけるなど不満を爆発させた。
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