イニエスタがバルサ退団の可能性を示唆 「状況を分析して最善の選択をしたい」

2018年6月までの契約延長にいまだ合意せず ユベントス移籍の可能性も浮上

 スペインの天才MFアンドレス・イニエスタが、自身の口からバルセロナ退団の可能性があることを語っている。スペインラジオ局「RAC1」に語ったもの。

 イニエスタは下部組織からバルセロナ一筋でプレーしてきたが、現行契約は2018年6月に満了する。そして、現時点で契約延長には合意していない。その状況について万能MFはこのように話した。

「いつだって僕がブラウ・グラナ(バルセロナ)のユニフォームではないものを着て、キャリアを終える可能性はある。契約延長がどうだという話ではないにしても、今シーズンの状況とパフォーマンスをしっかりと自分自身が評価する必要がある。そうして分析をした後に決定するよ。もちろんそれは、最善の選択をしたいということだ。少なくとも言えることは、契約は尊重したいということだね」

 イニエスタに対しては、今季開幕前にバルセロナからDFダニエウ・アウベスを獲得したイタリア王者ユベントスが、獲得の可能性を模索していると報じられている。残り1年の契約期間となったイニエスタは、今夏の移籍市場が一つの決断のタイミングになる。

 下部組織から育った名手は、“ワンクラブ・マン”としてそのキャリアを終えるのか、あるいはアウベスのように違ったサッカー文化の中に身を投じるのか。決断に注目が集まる。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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