マンUがアヤックス相手に示した“351億円の戦力差” EL初戴冠で来季CL参戦へ

今季大型補強で獲得したポグバ、ムヒタリアンが試合を決める

 マンチェスター・ユナイテッドは現地時間24日、オランダの名門アヤックスを2-0で下して、クラブ史上初となるUEFAヨーロッパリーグ(EL)のタイトルを獲得した。スウェーデン・ストックホルムのフレンズ・アレーナで行われた決勝戦は、史上最高額の1億ユーロ(約125億円)でユベントスから獲得したフランス代表MFポグバとドルトムントから補強したMFムヒタリアンという今季の新戦力2人が試合を決めた。

 英衛星放送「スカイ・スポーツ」の公式ツイッター「スカイ・スポーツ・スタット」によれば、両チームの先発メンバーのコストはアヤックスが1500万ポンド(約22億円)なのに対し、ユナイテッドは2億5700万ポンド(約373億円)。平均年齢22歳という若きアヤックスが、大型補強でタレントを揃えたユナイテッドに挑む形となった。

 キックオフ前には現地時間22日に発生したマンチェスターのコンサート会場で起こった爆発事件の犠牲者に対する黙祷が捧げられた。

 序盤からユナイテッドが試合を優位に進めるなかで均衡が破れたのは前半18分。ユナイテッドは右サイドのスローインから細かくパスをつないでアヤックス守備網を突破すると、ゴール正面でラストパスを受けたポグバが左足を振り抜く。シュートは相手DFに当たってコースが変わり、GKの逆を突いてゴールに吸い込まれた。

 “1億ユーロの男”が大舞台で仕事を果たして先制したユナイテッドは、1-0で折り返した後半3分にムヒタリアンが追加点をゲット。右CKからDFスモーリングが頭で合わせたボールに反応して右足を目一杯伸ばすと、GKの手前でコースを変えて押し込んだ。

 

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