U-20主将代役のDF中山がウルグアイ戦敗因分析 「耐えるところで耐えられなかった」
坂井に代わって主将の重責になった中山、ウルグアイの試合巧者ぶりを指摘
U-20日本代表はU-20ワールドカップ(W杯)韓国大会、グループリーグ第2戦ウルグアイ戦に0-2で敗戦した。この日主将を務めたDF中山雄太(柏レイソル)は試合後のインタビューに応じ、「耐えるところで耐えられなかった」と相手の試合巧者ぶりに屈したことを敗因に挙げた。
内山篤監督は21日の初戦南アフリカ戦からスタメンから3人を変更。主将で10番のMF坂井大将(大分トリニータ)をベンチスタートさせた。そのため試合で主将の重責を担ったのは、今季柏でレギュラー格に成長した中山だった。
「普段からキャプテンじゃなくても……という気持ちを思っていましたが、今日はキャプテンマークをもらいました」と話した中山は必死の守備を見せたが、前半38分にアトレチコ・マドリードB所属のFWスキアッパカッセに先制弾を許す。チームはその後反撃に出たがゴールは遠く、逆に後半アディショナルタイムにDFオリベラに追加点を許し、万事休した。中山は試合全体をこう振り返っている。
「決めるところで決められなかったり、耐えるところで耐えられなかったです。相手はそれができた。ゴールへの質というのが低かったです。南アフリカ戦は勝ったが課題が残り、今日は自分がと思ったが結果につながらず残念でした。今日負けてしまったことは反省として、全員で一丸となって勝ちを狙いたいです」
日本はウルグアイに勝てば決勝トーナメント進出決定という一戦だったが、敗戦で首位から3位に転落。グループリーグ最終節のイタリア戦で勝利すれば2位以内が確定し、決勝トーナメントへ進出できるものの、それ以外の結果だと他グループの状況次第となる。中山が口にした反省をチーム全体で共有し、若きアズーリ相手に勝ち点3を奪うことはできるだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images