グリーズマンが今夏の移籍示唆? 「クラブを変えるのは問題ない」と仏紙で発言し話題に
アトレチコに愛着も「勝利を味わいたい」と強調
アトレチコ・マドリードのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンは、来季に向けて移籍市場での去就が注目される一人だが、母国フランスの有力紙「レキップ」に、「勝利のためなら移籍は問題ない」と発言している。
グリーズマンはUEFAヨーロッパリーグやUEFAチャンピオンズリーグといった欧州タイトルを決める決勝を前にして、「ここ数年、僕らはチャンピオンズの決勝か準決勝まで辿り着いていた。タイトルには近づいたけど、何かが足りないから優勝はできていない」と語った。そして、来季に向けたクラブの動向を注視するとした上で、自身が求めるのは勝利だと強調している。
「今はクラブが来季に向けてどんな動きをするか見る必要があるね。正しい選手を獲得するかどうかだよ。僕はサッカーを愛しているし、勝利を求めて感情を出してプレーする。勝利を味わいたいんだよ。勝利を手にするために、移籍してクラブを変えることは問題ない。それがイングランド、ドイツ、中国、アメリカ、どこであってもね」
アトレチコでエースとして君臨するグリーズマンを獲得するには、1億ユーロ(約125億円)が必要というのが欧州メディアでの評判になっている。超高額な移籍金を要するとはいえ、グリーズマン自身はアトレチコからの移籍を容認する構えを見せている。新天地候補としてマンチェスター・ユナイテッドの名前も浮上しているが、全てはそのクラブに勝利のためのプロジェクトと野心があるかに懸かっているようだ。
移籍に対してオープンであると表明したグリーズマンは、来季に向けてどのユニフォームで戦うことを決断するのだろうか。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images