ジーコらブラジル英雄3人がレアル移籍の16歳神童FWの将来危惧 「注意深く見守らないと」
セレソンの将来を担うと嘱望されるFWヴィニシウス・ジュニア
レアル・マドリードは23日、ブラジルのフラメンゴからU-17ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニアと2018年7月からの移籍で合意に達したと発表した。セレソンの将来を担うと嘱望される16歳神童に対して、元日本代表監督のジーコ氏ら母国のレジェンドが今後を展望している。
4500万ユーロ(約56億円)とも言われる移籍金で白い巨人の一員となったヴィニシウスに対してコメントを寄せたのは、ジーコ氏、“アニマル”として知られた悪童エジムンド氏、そしてべベット氏だ。Jリーグに所属経験のある3人は若き日の頃から台頭し、ブラジル代表の栄光の歴史を築き上げてきた。それだけに逸材の未来について勘案しているようだ。ジーコ氏はこのように話している。
「彼には大きな期待がかけられている。だからこそ彼を注意深く見守らないといけない。彼は16歳だ。人々は彼にプレッシャーをかけ、プレーしなければならないという。確かにコンディションはある程度良いだろう。ただ我々は冷静にならないといけないし、彼は20歳以下のチームでやっていたことと同じように接さなければならない」
このように過度な期待は禁物とした。エジムンド氏、べベット氏も期待と危惧の思いを同時に持っている模様だ。
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