鹿島が敵地で広州恒大に0-1敗戦 パウリーニョに決勝弾奪われACL16強で先勝許す
守護神クォン・スンテを中心に耐えるも、後半に痛恨の失点
鹿島アントラーズは23日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)ラウンド16第1戦のアウェー広州恒大戦(中国)に臨み、後半に相手キーマンのブラジル代表MFパウリーニョにゴールを許し、0-1で敗戦した。
DF植田直通が離脱している最終ラインは、DF昌子源とボランチが本職のMF三竿健斗が中央でコンビを組み、MFレオ・シルバ不在の中盤センターはMF永木亮太、MF小笠原満男のダブルボランチとなった。一方の広州恒大はMFパウリーニョ、FWアラン、FWリカルド・グラルのブラジル人トリオ、そして“中国のセルヒオ・ラモス”ことDFチャン・リンペンも名を連ねた。
雨が降りしきるなかでキックオフされた試合は、ホームで先勝を狙う広州恒大が高い個人能力をベースに圧力をかけてきた。前半13分には広州の中国代表FWリ・ガクホに右サイドを突破されシュートを放たれる。これはGKクォン・スンテの好セーブで難を逃れた。
その直後の15分、金森がピッチに足を取られて立ち上がることができないまま倒れ込む。ボールを出すかと思われた広州恒大がボールを運んで攻めようとしたため、金崎が激高し相手選手との小競り合いが起きた。
主審がその場を収めたことで再開した試合は、同18分にパウリーニョのスルーパスからアランに抜け出され鹿島が決定的ピンチを迎える。しかしクォン・スンテが再びビッグセーブを披露して先制点を許さなかった。同21分には永木の右CKを三竿健が頭で合わせたものの、ゴールわずか右へと外れた。その後は広州恒大に何度もシュートチャンスを作られたが、鹿島の守護神がことごとくセーブし、スコアは動かないまま45分間を終えた。
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