ACL“日中王者対決”であわや乱闘騒ぎ! 鹿島FWが負傷もプレー続行の広州恒大に金崎が激高

金森がピッチに倒れるも、広州恒大はボールを出さずに攻め込む

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント・ラウンド16第1戦の“日中王者対決”で、激しい小競り合いが発生した。鹿島アントラーズのFW金崎夢生が、味方選手が負傷した状況で広州恒大(中国)の選手がボールを外に出さずプレーを続行したことで、怒りを露わにした。

 0-0で迎えた前半15分のことだった。この日先発に抜擢されたFW金森健志がピッチに足を取られて、立ち上がることができないまま倒れ込む。ボールを拾った広州恒大は、ボールをピッチサイドに出すかと思われたが、ドリブルを開始し鹿島陣内に攻めようとの姿勢を見せたため、金崎が激高し相手選手との小競り合いが起きた。

 鹿島のDF山本脩斗やDF昌子源、広州恒大のブラジル代表MFパウリーニョらが仲裁に入るも、両チームのあまりの剣幕に主審が必死になだめる状況となった。2013年と15年にACL制覇を成し遂げた広州と、昨年のFIFAクラブワールドカップ決勝でレアル・マドリードを延長戦まで追い詰め、準優勝に輝いた鹿島。2クラブの意地がぶつかり合い、試合は激しさを増した。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文・写真 text & photo by Football ZONE web

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