アーセナルサポーターの怒りに油を注ぐ補強? 退陣求める大合唱も…19歳FWとクラブ間交渉

ベルギー1部オイペンFWオニェクルの獲得に動くも…中途半端は補強にサポーター憤怒

 アーセナルは今季リーグ5位に終わり、アーセン・ベンゲル監督就任後、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)連続出場は19季でストップした。中途半端な補強を続けるチームに対して、憤怒のサポーターは指揮官とオーナーのスタン・クロンケ退陣を求める大合唱に出ているが、ガナーズの補強路線はブレないようだ。

 ベルギー1部KASオイペンでプレーする19歳のナイジェリア人FWヘンリー・オニェクルの獲得でクラブ間交渉に突入していることが明らかになった。英「スカイ・スポーツ」が報じている。

 オニェクルは今季20ゴールを決める活躍でリーグ得点王となった。エバートン、サウサンプトン、ウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンが獲得に乗り出すなか、アーセナルが現在ポールポジションに立っていると報じられている。

 オニェクルの移籍金は680万ポンド(約9億5000万円)。オイペンはすでにクラブ・ブルージュ、アンデルレヒト、セルティックのオファーを断っているという。

 アーセナルのチリ代表FWアレクシス・サンチェス、ドイツ代表MFメスト・エジルというワールドクラスの実力者は、アーセナルが安定した経営基盤を誇りながらもビッグネーム補強に着手しないチーム状況に苛立ち、来季CL出場権を逃したチームから移籍する可能性も浮上している。

 指揮官退陣の可能性も高まるなか、移籍市場で覇権への意欲を示さなければいけない状態で若手補強のニュースは、サポーターが抱く怒りの火にさらなる油を注ぐ事態となるかもしれない。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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