白い巨人の“魔法使い”が残留宣言? スペイン代表MFがサポーターに「心配しないで。僕は残る」
5季ぶりの優勝を決めたレアル、試合後にMFイスコが残留の意思を公言
レアル・マドリードのスペイン代表MFイスコは出場機会の少なさから移籍の噂が再三取り沙汰されてきたが、5季ぶり33回目のリーガ優勝を決めた現地時間21日のマラガ戦(2-0)後に「僕は残る」とサポーターに向けて残留を公言した。米スポーツ専門テレビ局「ESPN」が報じている。
レアル・マドリードは最終節までバルセロナとリーガのタイトル争いを繰り広げた。引き分け以上で2012年以来のリーグ優勝が決まるなか、マラガ戦はイスコのスルーパスに抜け出したFWクリスティアーノ・ロナウドが前半2分に先制ゴール。後半10分にはセットプレーからこぼれ球をFWカリム・ベンゼマが押し込んで追加点。2-0と完勝し、5季ぶりに王座に返り咲いた。
イスコは2011年から13年までプレーした古巣マラガ相手に勝利を収め、自身初となる悲願のリーガタイトルを手にした。攻撃的なポジションの分厚い選手層を誇るレアルでは先発出場の機会が限られることから移籍も噂されることが多かったが、白い巨人に残留する意思を公言している。
「レアル・マドリードのファンは心配しないで。僕は残る」と、25歳MFは試合後のインタビューで語っている。
さらに「最初は難しい時期もあったけど、僕はずっと精神的に強いままで、多くのサポートを受けている。この場所で、家族や友人のいるこの街で、リーグタイトルを勝ち取ることで夢を叶えられた」とマドリードで充実の日々を過ごしていると明かしている。
“魔術師”とも称される高いテクニックを誇るMFは、来季も白い巨人の一員として戦い続けることが確実になったようだ。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images