バルセロナ地元紙もエイバル乾の鮮烈な2ゴールに驚き 「偉大な主人公となった」

バルサが4-2と逆転勝利を収めるも、「スポルト」紙は乾単独の記事を掲載

 エイバルのMF乾貴士は現地時間21日、リーガ・エスパニョーラ最終節バルセロナ戦で日本人史上初となる対バルサ戦での得点となる先制ゴールを含む2得点をマークした。この活躍ぶりに、バルサをサポートする地元バルセロナのメディアも驚きを持って伝えている。

 乾は前半7分、MFアンデル・カパが上げた右サイドのクロスに対して、左サイドでフリーになると左足ダイレクトで合わせて先制ゴール。その後もチャンスに絡み続けた乾は後半17分、カウンターからFWセルジ・エンリクのパスを受けて左サイドでフリーになると、左足ハーフボレー。再びバルサGKテア・シュテーゲンの頭上を打ち破った。

 首位レアル・マドリードの結果次第とはいえ、乾の2ゴールは逆転優勝の可能性があったバルサを浮き足立たせた。その後バルサはFWリオネル・メッシ、FWルイス・スアレス、FWネイマールの“MSNトリオ”を筆頭に猛反撃を仕掛け、4-2の逆転勝利を飾った。それでも「スポルト」紙は、乾単独の記事を掲載し、以下のように記している。

「タカシ・イヌイはバルサ対エイバルの偉大な主人公となった。日本人メディアプンタ(攻撃的MF)はほぼ同じ形の2ゴールを決めて、カンプ・ノウが予期していなかっただろう試合展開で焦らせた」

 

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