U-20W杯でユベントス在籍のイスを巡る争い ウルグアイ代表MFとイタリア代表MFが直接対決
ユベントス強化部も2人の直接対決を重要視
韓国U-20ワールドカップ(W杯)で日本は南アフリカ、イタリア、ウルグアイという強豪国と同組となったが、ライバル国の出場選手にとっては来季に向けたシビアな争いがあるという。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。
熾烈な争いを繰り広げるのは、ウルグアイのMFロドリゴ・ベンタンクールと、イタリアのMFロランド・マンドラゴラの2人だという。ともにイタリア王者ユベントスが保有権を持ち、現在ボカ・ジュニアーズ所属のベンタンクールは来季からの加入となり、今季ユベントスに加わったマンドラゴラは途中出場でセリエAデビューを果たしている。
しかし、この2人に対してユベントスから来季に向けて用意されているイスは一つしかないという。ともにU-20世代のタレントであるものの、2人のうち1人は期限付き移籍で来季はユベントスでプレーできないことが濃厚になっているとされる。大会初戦で日本が南アフリカと対戦したなか、その裏側でのウルグアイ対イタリア戦では来季に向けた才能同士の強烈な直接対決。両者ともに先発し、今回は1-0でウルグアイのベンタンクール側に軍配が上がった。
ユベントス強化部はこのU-20W杯を2人のプレーを直接見る機会として重要視しているとも報じられている。UEFAチャンピオンズリーグ決勝に進出している強豪の目は、日本と対戦するゲームにも注がれることになる。
日本では、バルセロナ下部組織で育ち、飛び級で選出された15歳FW久保建英(FC東京U-18)に話題と注目が集まっているが、ベンタンクールやマンドラゴラとの直接対決により欧州最高峰のクラブの目に留まる日本人選手は現れるだろうか。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images