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躍進後の引き抜きは宿命? 英メディア選出「略奪された7クラブ」 筆頭に香川所属ドルトムント
吉田のサウサンプトンも多くの移籍成立
ドルトムント同様に国内のライバルとの間で多くの移籍を成立させているのは、日本代表DF吉田麻也の所属するサウサンプトン。レアル・マドリードFWギャレス・ベイル、アーセナルFWテオ・ウォルコットらを輩出するなど、優秀な下部組織を持つクラブとして有名だが、2014年から2016年の2年間では特に多くの選手がビッグクラブへ引き抜かれている。
マンチェスター・ユナイテッドへ移籍したDFルーク・ショー(2014年)とMFモルガン・シュナイデルラン(2015年)、リバプールへ渡ったDFデヤン・ロブレン(2014年)、DFナサニエル・クライン(2015年)、MFアダム・ララーナ(2014年)、FWリッキー・ランバート(2014年)、FWサディオ・マネ(2016年)など主力が大量に移籍。過去2シーズンでの選手売却額合計は2億200万ポンド(約293億円)にも及ぶという。
2003-04シーズンにジョゼ・モウリーニョ監督の下でUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を制したFCポルトは、その年の夏に司令塔MFデコがバルセロナに引き抜かれるなど主力が一斉に移籍。05-06シーズン終了時には、CL決勝で先発した選手がGKビクトール・バイアのみとなっていた。
2008-09シーズンにUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)を制したシャフタール・ドネツクも多くの有望株を輩出し、ビッグクラブへ売却してきた。現チェルシーのMFウィリアンやマンチェスター・シティMFフェルナンジーニョ、バイエルンMFドウグラス・コスタ、ミランでもプレーしたスパルタク・モスクワFWルイス・アドリアーノといったブラジル人選手たちや、ムヒタリアンもこのウクライナの強豪クラブで名を上げた。