15歳久保、U-20W杯初陣で“練習通り”の会心アシスト 堂安から「“後ろ!”と声が聞こえた」
二人のテクニシャンが華麗な連動、南アフリカを破る決勝ゴールを奪う
「練習通り」のホットラインで試合を決定づけた。日本にとって5大会ぶりの出場となるU-20ワールドカップ(W杯)韓国大会グループリーグ初戦、南アフリカ戦は後半途中から途中出場したFW久保建英のアシストから、MF堂安律が決勝点を決めて2-1で勝利した。試合後のインタビューで両者の口から語られた、連係での収穫とは――。
「久保選手が良いパスをくれたので決めるだけでした。練習の時から連携を高めていたので、練習通りかなと思います」
試合後、会心の表情で堂安はこう語った。
決勝ゴールが生まれたのは、1-1で迎えた後半27分のことだ。堂安からのダイレクトパスに走り込んだ久保が、左サイド敵陣深くを切り刻み、ファーサイドに走り込んだ小川にパスを送るような視線で相手守備陣との駆け引きをしてからマイナス方向へとパス。これをフリーで待ち受けた堂安が、左足でダイレクトで合わせて2-1と勝ち越した。
殊勲の久保は、試合後のインタビューで少し間を置いてから詳細にゴールシーンを振り返った。
「堂安選手のパスが少し大きくなったけど、クロスの余裕も生まれた。相手は日本語が通じないので、堂安選手から『後ろ!』という声が聞こえました」
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