ドルトムント香川が初告白! チームバス爆破事件の全容言及、心境吐露 「皆さんに伝えたい」

「逃げろ! 早くバスを出せって!」

「その時は、銃でバスが撃たれたと思いました。みんながバスの座席下にしゃがみこんで。逃げろ! 早くバスを出せと叫んでるんです。僕らの中では、銃弾で打ち込まれ誰かに襲撃されるような。そんな感じで、 僕は気が動転して何も言葉を出せず。何もできず。しゃがんでいたので、何が起きているのか? 怖くて。そんな中、早くバス出せって!! 後ろから選手の声が聞こえてきました」

 ようやく混乱が収まったのは、チームバスがしばらく前に進んでからだった。「100メートルぐらい進み、そこでバスが止まりました。後ろを見ると、バスのガラスが割れて飛び散り、マルクがうずくまり。僕も皆も呆然」と、当時の凄惨な状況を明かす。

 その後、現地警察が駆け付け、選手たちは別の車に乗り換えてスタジアムに一度移動したという。もっとも、ショッキングな出来事の直後とあって、香川をはじめ選手たちは“試合モード”ではなかったと語る。

「その後警察が来て、車が数台来てその車に乗りスタジアムに移動。 車の中では言葉も出ず。頭の中には先ほどの大きな音とバスの中の情景だけが残りました。次の日に試合が行われる事を聞きましたが、僕は頭の中で試合をするイメージが出来なかったです。たぶん僕以外の選手みんなもそうだったと思います」

 

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