ドルトムント香川が初告白! チームバス爆破事件の全容言及、心境吐露 「皆さんに伝えたい」

襲撃の瞬間は「爆発? なに?」

「僕は朝クラブハウスに集合してその後ホテルへ移動。いつも通りの流れで試合に臨む予定でした。音楽を聴きながら、部屋を出てロビーを通りバスに乗る。だいたい同じ場所に座ります。真ん中くらいかな。この試合僕にとっても楽しみな試合でした。チャンピオンズリーグ、過去から考えてもこの大会で結果を出せていない。コンディション的にもメンタル的にもその時期は充実してきていました。だからこの試合は、僕にとって大事な試合でした」

 香川は4月4日の第27節ハンブルガーSV戦(3-0)で1得点1アシストの活躍を見せ、心身ともに充実したなかでモナコ戦を迎えようとしていた。準備万端で迎えるはずだった大一番だったが、事態は思わぬ形で暗転した。

「食事を取って、Mtg(ミーティング)をして、音楽を聴きながらバスに乗る。皆が揃ったのでいつも通りバスが出る。出て100メートルぐらいかな。大きな音が鳴りました。びっくりというか、何が起きたか? その時はよく分かりませんでした。爆発? なに?」

 襲撃の瞬間、バスの中にいた香川ら選手は何が起きたのか全く分からず、すぐさまバスの座席の下にしゃがみこんだという。車内は混乱のなか、香川は銃撃を受けたと思っていたと振り返る。

 

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