U-20W杯、韓国代表のゴールがビデオ判定で取り消し 歓喜爆発も…直後に主審が非情の宣告
イ・スンウの鋭いドリブルから2点目が生まれるも…
5月20日に韓国U-20ワールドカップ(W杯)が開幕し、開催国の韓国はグループリーグ初戦でギニアと対戦。バルセロナB所属の10番MFイ・スンウが1得点1アシスト、同じくバルサBのMFペク・スンホが3点目を決めて3-0と快勝した。そしてこの一戦では、今大会初となるビデオ判定でのゴール取り消しが生まれている。
問題の場面は韓国の1点リードで迎えた前半44分、左のエリア外でボールを受けたイ・スンウが鋭いドリブルで相手を2人かわし、ゴール横まで侵入してから中央でラストパス。最後は走り込んだFWチョ・ヨンウが合わせて2点目を決めた。前半終了間際の貴重な追加点に韓国イレブンは喜びを爆発させ、ベンチ前では韓国のシン・テヨン監督がガッツポーズを見せ、スタッフと抱擁をかわした。
開催国とあってスタジアムも興奮の坩堝と化していたなか、韓国の選手が自陣に戻った瞬間だった。主審は突然両手を広げると、ギニアのゴールを指さし、選手たちにジェスチャーで合図を送る。主審は両手で四角を作るような仕草をすると、イ・スンウがラストパスを出した瞬間にボールがゴールラインを割っていたとして、韓国の2点目をノーゴールと判定。困惑の表情を浮かべる韓国の選手たちをよそに、主審はすぐさま試合再開を指示し、興奮冷めやらぬスタジアムの雰囲気に水を差す形となった。
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