「どんなものなのか見てみたい」 U-20W杯に臨む元バルサの久保が注目、レアルも狙う南アの神童とは?
アフリカ予選で得点王に輝いた19歳FWシンの映像に久保も熱視線
U-20日本代表は21日、U-20ワールドカップ韓国大会グループリーグ初戦で南アフリカ代表と対決する。アフリカユース選手権4位で韓国行きの切符をつかみとった南アフリカだが、前線に脅威が存在する。それはポルトガル2部ブラガBでプレーする19歳のストライカー、ルーサー・シンだ。
今年1月に加入したポルトガル2部リーグ戦で9試合1得点1アシストを記録している南アフリカのエースに注目しているU-20日本代表の選手がいる。15歳ながらU-20日本代表に飛び級で選出されたFW久保建英(U-18FC東京)だ。
「南アフリカには、アフリカ予選で得点王を取った選手がいるので、どんなものなのか見てみたい」
5月11日から静岡・御前崎市内で行われた代表合宿のリラックスルームでは対戦相手の映像が流れていた。だが、それ以前から対戦チームの映像をチェックし、シンの存在を把握していた久保はこう語っている。アフリカ予選得点王というのが、シンだ。
身長171センチのシンに対して、久保は170センチと身長はほぼ同じだが、南アフリカのエースは爆発的なスピードとパワーを兼備。直接FKやシュート力にも非凡なものを見せている。2015年と16年シーズンはスウェーデン2部GAISでプレー。16年シーズンは28試合9得点を挙げた。
2015年に帰国するまで名門バルセロナの下部組織「ラ・マシア」でプレーした久保にとっては、運命の宿敵と言えるかもしれない。