興梠が今季2度目のハットトリック! 左足のオーバーヘッド弾にヘディング、右足と多彩な3ゴール
キャリア通算3回目の快挙、流れのなかからの3得点は初
浦和レッズのエースFW興梠慎三が、20日の清水エスパルス戦でキャリア3回目、今季2回目のハットトリックを達成した。
興梠は前半24分、浦和が左サイドに展開した攻撃でMF関根貴大が中央に入れたボールは相手DFに当たってゴール前に浮いた。すると、密集の中で最も早く反応した興梠がそのまま左足でオーバーヘッドキックでシュートを放つと、ボールはゴールに吸い込まれて浦和の先制点となった。
さらに後半12分には、右サイドのMF駒井善成がファーサイドに上げたクロスを打点の高いヘディングで叩いて2点目。そこから清水に3点を奪われて逆転を許した後の同29分には、ペナルティーエリア内で関根からのラストパスを受けると、そのままGKとの1対1を冷静に決めてハットトリックを達成した。
興梠のハットトリックは、昨年10月のルヴァン杯準決勝のFC東京戦、今季のベガルタ仙台戦に続く3回目。PKが絡まない流れのなかからだけで決めたのはキャリア初となった。
この日のゴールは左足、ヘディング、右足と得点パターンにも万能性を示した。ゴール数も第12節にして11ゴールに伸ばし、自身初のリーグ得点王も視野に入ってきた。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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