今季ホーム最終戦でミラン本田の出番は? ベンチで有終か、それとも出番が巡ってくるか
27試合連続先発落ちの可能性が高まる本田、寂しくサポーターに別れを告げることに?
ACミランの日本代表FW本田圭佑は、21日の今季ホーム最終戦のボローニャ戦で27試合連続先発落ちとなる可能性が高まっている。右ウイングのレギュラーのスソが出場停止となるが、今季限りで契約満了となる背番号10はベンチで有終となりそうだ。
今季リーグ戦出場6試合で出場時間98分の本田に対して、ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は最後まで信頼を寄せなかったようだ。イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は前節アタランタ戦に続いて3-5-2システムを予想している。
GKはドンナルンマ、DFはサパタ、パレッタ、ロマニョーリ。MFはスペイン代表デウロフェウが右ウイングバックに入り、左はバンジョーニ。中盤中央は右からパサリッチ、モントリーボ、ベルトラッチが並ぶと予想されている。2トップはラパドゥーラとバッカで、本田はベンチスタートと予想された。
前節13日の敵地アタランタ戦では26試合連続先発落ちとなり、1-1ドローで本田には最後まで声が掛からなかった。セリエAで来季UEFAヨーロッパリーグ(EL)出場権が与えられるのは本来4、5位の2チームだが、今季はイタリア杯決勝に首位のユベントスと4位ラツィオが勝ち進んでいるため、カップ戦王者に与えられる1枠が6位チームに回ってくる。現在6位のミランはこの順位を死守できれば、来季EL出場権を手にする。
7位フィオレンティーナとの勝ち点差はわずかに1。負けられない大勝負でスソ不在という苦境だが、指揮官は本田に来季の命運を託そうとしなかった。今季限りで契約満了となる本田は、本拠地ラストマッチで出番が巡ってくるのか。それとも、寂しくミランサポーターに別れを告げることになるのだろうか。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images