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「カイザー・クボ」とベルギーメディア絶賛! ヘント久保、移籍後11ゴールで評価うなぎ上り
トップの選手を追い越し、背後を取ることができる資質を高く評価
ヘントの日本代表FW久保裕也は、ベルギー移籍後16試合11ゴールという好成績を残して評価はうなぎ上りだが、ベルギーメディア「スポーツ・マガジン」の分析記事でもインテリジェンスあるプレーが評価され、「カイザー・クボ」という称号を受けている。
記事では、350万ユーロ(約4億2000万円)で冬の移籍市場で獲得した久保がゴール数でその価値を示しているとしたうえで、久保の強みを「純粋な力比べの部分ではない」と評した。
「久保はライン間で時々姿を消すように相手を外してボールを受ける。現代における攻撃的なプレーヤーの典型的な特徴を持つ選手だ。どんな時でもプレーが可能でゲームから消えない。そして、適切なタイミングでシュートも打つ。ヘントの中では、まさに『カイザー・クボ』と言えるだけの地位を築き上げた。他の攻撃的な選手の誰もが、自分の足元でボールを受けてのプレーを好む。それは、深みのないプレーだ。しかし、久保は相手の背後を突くことができる」
ヘントでは4-2-3-1のトップ下や3-4-2-1のシャドーに入ることが多い久保だが、相手のマークを外して足元でボールを受けるだけでなく、トップの選手を追い越して背後を取ることができる資質を高く評価されている。それはヘントの他の選手にはない長所だとして絶賛された。そして、11ゴールという結果からも「カイザー」の称号を得るにふさわしいと称えられている。
ドイツ・ブンデスリーガやイタリア・セリエAへのステップアップを希望している久保はヘントに加入して半年だが、その存在はすでにチームに不可欠なものとして認識されている。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images