モナコ、18歳FWへの93億円オファーを門前払い クロップ率いるリバプールが獲得試みるも…

モナコ首脳陣はムバッペの意志を尊重も、移籍金を123億円以上に設定

 今シーズンの欧州サッカーで最も自らの価値を高めた選手と言えばモナコのフランス代表FWキリアン・ムバッペだが、ユルゲン・クロップ監督率いるリバプールからの“93億円オファー”を門前払いにしたとスペイン紙「マルカ」が報じている。

 モナコにとって1999-2000シーズン以来となるリーグ・アン制覇、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)4強進出の立役者となったのは18歳のFWムバッペだった。今シーズンは公式戦43試合に出場し、26ゴール14アシストをマーク。計40得点に絡む働きぶりには各国のメガクラブの熱視線を送っている。

 そのなかでかねてより興味を強めているのはリバプールだ。若手育成にも定評があるクロップ監督の下、久々のCL出場も視界に捉えていることもあり、ムバッペ獲得を目論み7500万ユーロ(約93億)のオファーを提示した。しかし、クラブ首脳陣側に手放すつもりはない模様で、クラブの副会長であるバディム・バシリエフ氏は「カナルプラス」で以下のように話している。

「我々は(彼が残留するために)可能なこと全てを試みる。全ては選手の意思にゆだねられることになるけどね」

 最終的にはムバッペの意向を尊重するものの、現時点での移籍は時期尚早と考えているようだ。モナコ側も1億ユーロ(123億円)以上の移籍金を設定しており、ムバッペの流出対策を講じている。それでも一気に名が知られることになった新星ストライカーには天文学的なオファーを送るクラブが次々と現れそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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