レアル移籍の前兆? モウリーニョ、プレミア最終節とEL決勝でGKデ・ヘアの起用見送りへ
レアル移籍の可能性が浮上しているデ・ヘア、モウリーニョ監督は「引き止めたい」
マンチェスター・ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ監督は、プレミアリーグ最終節とUEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝という今季の残り2試合でレアル・マドリードへの移籍が噂されるスペイン代表GKダビド・デ・ヘアの起用を見送る方針を明らかにした。英衛星放送局「スカイ・スポーツ」が報じた。
モウリーニョ監督率いるユナイテッドは現地時間17日に敵地でサウサンプトンと対戦し、スコアレスドローに終わった。この一戦でゴールマウスを守っていたのはアルゼンチン代表GKセルヒオ・ロメロ。ゴールマウスを守り、ベンチには20歳のGKジョエル・カストロ・ペレイラが座り、デ・ヘアはベンチ外となった。
今季残り試合はプレミアリーグ最終節のクリスタル・パレス戦とELファイナルのアヤックス戦を残すのみとなったが、モウリーニョ監督はデ・ヘアを温存することになるという。
「クリスタル・パレス戦はジョエルをプレーさせたい。ファイナルはセルヒオをプレーさせたい。この2人で何の問題もないことを願うよ」
デ・ヘアは2015年夏の移籍市場最終日にレアル移籍で合意。期限内に手続きを完了させることができずに破談となったが、今夏に再び移籍の可能性が急浮上している。
この温存策は移籍の前兆なのかという憶測もあるが、モウリーニョ監督は「彼の(来季の)最初の試合はプレシーズンのロサンゼルス戦(7月15日のLAギャラクシー戦)になるだろう」とし、「デ・ヘアは世界でもトップ(のGK)。確実に言えることは、我々は世界トップを引き止めたいということだ」と守護神の残留希望を明かした。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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