日本参戦のU-20W杯、全試合ビデオ判定採用 FIFA「ユース世代のイベントで初の実施」と発表
10年ぶりに日本が出場するU-20W杯、全52試合でビデオ判定へ
5月20日、U-20ワールドカップ(W杯)が韓国で開幕する。10年ぶりに同大会の本大会に出場する日本代表は15歳FW久保建英(FC東京U-18)らに注目が集まるなか、FIFA(国際サッカー連盟)は大会期間中の全試合でビデオ判定(VAR)を採用することを発表した。
FIFA公式サイトによると「ユース世代のイベントで初めてのビデオアシスタントレフェリー(VAR)を実施する準備を進めている。計52試合でレフェリーの“試合を変えるような”判定の決定をサポートするVAR判定が実施されることで、今後の試合の未来を発展させる重要な役割を果たす大会となる。ゴール場面、PK判定、レッドカードや決定的なミスの判断など、深刻な状況について含まれる」としている。
VARは昨年12月に日本で行われたFIFAクラブワールドカップでも採用されており、準優勝に輝いた鹿島アントラーズが準決勝アトレチコ・ナシオナル戦でVARの恩恵を受けて先制点となるPKを獲得する出来事があった。同サイトは「2017年に入ってからも世界中の大会で、約20回のテストを行っている」と継続的な使用を示唆している。
世代別の大会ながらW杯という世界が注目する大舞台で、果たしてVARが試合の趨勢を大きく変えるような判定を下すのだろうか。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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