インテル長友、ラスト2戦もスタメン安泰か 左SBのライバルが手術し今季欠場決定

アンサルディが左の鼠径部を手術とクラブ公式サイトで発表

 インテルの日本代表DF長友佑都は、今季の残り2試合ともスタメンの座が安泰になる可能性が高まった。長友と左サイドバックのポジションを争ってきたDFクリスティアン・アンサルディが手術を行い、今季は欠場するとクラブ公式サイトで発表している。

 アンサルディは今季の前半からレギュラーポジションを獲得してきたが、4月に入って負傷。長友が5試合連続でスタメン出場していた。14日の第36節サッスオーロ戦(1-2)では前半が長友、後半に復帰したアンサルディがプレーしたが、違和感は拭えなかった模様だ。

 アンサルディの手術は左の鼠径部と発表されている。すでに、来季の復帰を見越したものという発表であり、8戦未勝利(2分6敗)と泥沼にハマっている今季の残りゲームで無理をさせる必要はないという判断のようだ。

 インテルは来季のUEFAヨーロッパリーグ出場権を得られるか微妙な状況にあり、さらに、ステファノ・ピオリ監督の解任を受けてプリマヴェーラ(U-21)から急きょ昇格し、前節から指揮を執るステファノ・ヴェッキ監督は、来季の指揮を執らないことが既定路線となっている。

 新監督の下で戦う来季、ヨーロッパのカップ戦の有無で試合数も変わり、そうした状況のすべてが長友の去就にも関わってくるが、少なくともシーズン終盤の2試合でアピールするチャンスは得ることができた模様だ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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