マンUが35歳ベテラン司令塔と1年契約延長へ 精神的支柱としてモウリーニョも信頼

黄金期を知るキャリック、“赤い悪魔”で12シーズン目を戦うことに

 マンチェスター・ユナイテッドは35歳の司令塔MFマイケル・キャリックと、1年の契約延長をすることになったと英公共放送「BBC」が報じている。大型補強を続けるチームの精神的支柱として、いまだ不可欠な存在と認められたようだ。

 2006年にトットナムから加入したベテランは、今年7月で36歳になる。正確なパスで攻撃を組み立てるパサーも出番が限られるようになっており、現行契約が今季限りで満了となるため、一時はアメリカなどへの移籍も噂されていたが、契約延長交渉でポジティブな進展があったと報じられている。

 最新のレポートによれば、1年間の契約延長を果たすことになるという。

 キャリックはユナイテッドでの11年間のキャリアで、クラブ歴代17位となる457試合に出場し24得点を決めている。5度のリーグ優勝に加え、UEFAチャンピオンズリーグやFAカップ、2度のリーグカップ制覇など数多くのタイトル獲得に貢献した。

 ユナイテッドには大型補強と世代交代の波が押し寄せているが、キャリックはジョゼ・モウリーニョ監督からも信頼を寄せられており、以前よりも出番が減ったとはいえ、今季リーグ戦では21試合、公式戦全体で計36試合に出場している。ウェイン・ルーニー不在の中ではキャプテンマークを巻く機会も多いチームの精神的支柱は、来季も“赤い悪魔”の一員としてピッチに立ち続けることになりそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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