「ジダンのローテーションは芸術的」 二冠に近づくレアル監督の手腕をスペイン紙が称賛

現時点で2500分以上プレーした選手はゼロ

 ローテーションの対象となっているのはもちろんロナウドだけではなく、他の選手にもほぼ均等に休息の機会が与えられている。ここまでレアルのトップチームでは計20選手がシーズン1000分以上のプレー時間を得ている一方で、2500分以上プレーした選手はゼロ。こうした事態は過去に例がなく、クラブ史上初の出来事だという。ジダン監督は選手たちのプレー時間をきっちりと管理し、オーバーワークの選手が出ないように配慮しているようだ。

 選手を積極的に入れ替えながらも競争力を失っていない分厚い選手層、そして指揮官が持つ人心掌握術があってこその芸当だろう。マルカ紙は「ジダンのローテーションはアート」と称賛している。その芸術的なまでの選手起用法で、4季ぶりのリーガ制覇と史上初のCL連覇による二冠を達成できるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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