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「ジダンのローテーションは芸術的」 二冠に近づくレアル監督の手腕をスペイン紙が称賛
C・ロナウドの出場時間率は昨季93%から73%に激減
ジネディーヌ・ジダン監督率いるレアル・マドリードは、リーガとUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の二冠達成の可能性を残している。充実のシーズンを送る背景には、フランス人指揮官の芸術的なほどの選手起用法にあったようだ。スペイン紙「マルカ」が報じている。
レアルの快進撃の裏には、就任2年目のジダン監督の手腕が大いに発揮されているという。とりわけ優れているのは選手のローテーションの巧みさ。例えば、ジダン監督は絶対的なエースとして常にピッチに君臨し続けてきたポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドにも、例年以上に休息を与えながら起用している。
ロナウドは毎年、リーグ戦でほぼフル稼働に近い働きを続けてきた。2011-12シーズンにはリーグ全38試合の約98%に相当する3354分間ピッチに立った。昨季の出場時間も約93%の3183分だった。しかし、今季は昨夏の欧州選手権での負傷により出遅れたとはいえ、プレー時間は2試合を残した時点で2370分と約73%に激減。特に4月に入るとローテーションによる温存が増え、4月2日の本拠地アラベス戦以降、リーガではフル出場とメンバー外を交互に繰り返している。
ポルトガル代表のゴールマシンは、今季ここまで公式戦43試合で37得点を記録。48試合で51得点を挙げた昨季に比べれば稼働数もゴール数も減ったが、終盤戦で貴重なゴールを連発中だ。バイエルン・ミュンヘンとのCL準々決勝では2試合で5得点、準決勝アトレチコとの第1戦でもハットトリックを決めて決勝進出に大きく貢献。十分な休息を与えられたことで、大一番でのコンディション意地に成功している。
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