ジダン監督がモラタの“握手拒否”に言及 「私に対して怒ったわけではない」

内紛ではないことを強調 「すでに本人と話した」

 レアル・マドリードのスペイン代表FWアルバロ・モラタは、今季の本拠地サンチャゴ・ベルナベウでの最終戦となった14日のセビージャ戦(4-1)で途中交代を告げられた際に怒りを露わにし、ジネディーヌ・ジダン監督との握手を拒否していたが、ジダン監督は内紛を否定している。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。

 ジダン監督は試合後にモラタの交代時の振る舞いについて口を開いたが、内紛ではないことを強調した。

「モラタは私に対して怒っていたわけではなく、他のことについてなんだ。そのことについては、すでに本人と話した」

 その“他のこと”に対する詳細は語られなかったが、ジダン監督への不満をぶつけたという見方は否定している。スペイン紙「AS」は、この振る舞いから「セビージャとの日曜日の試合が、レアル・マドリードのユニフォーム姿でのモラタ最後の試合になるかもしれない」と記したが、ジダン監督とモラタの間では解決済みの模様だ。

 レアルの下部組織出身のモラタは、イタリア王者ユベントスへ買い戻しオプション付きの移籍となった2年間を経て、今季にオプション行使により復帰していた。プレミアリーグのチェルシーなどへの移籍話は絶えないが、このセビージャ戦の一幕が、最後の引き金を引いたことにはならなさそうだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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