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今夏プレミア進出が有力視されるハメス レアルが移籍金93億円に設定か
新天地候補はマンUがチェルシーを一歩リードとの報道
レアル・マドリードのコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスに、マドリードの地を離れる時が迫っているようだ。今夏の移籍市場でマンチェスター・ユナイテッドなどへの移籍が噂されるなか、スペイン紙「マルカ」はハメスの移籍金が7500万ユーロ(約93億円)に設定されたと報じている。
大活躍を見せた2014年ブラジル・ワールドカップ後にモナコから加入したハメスは、移籍初年度こそカルロ・アンチェロッティ監督(当時)の下で重用されたものの、ラファエル・ベニテス体制で素行不良などの問題もあってレギュラー争いに敗れる。そして昨年1月から率いるジネディーヌ・ジダン監督の下での序列は、ドイツ代表MFトニ・クロース、クロアチア代表MFルカ・モドリッチ、スペイン代表MFイスコの3人に次ぐインサイドハーフ4番手にとどまっていた。
その状況を受けて昨年12月に日本で行われたFIFAクラブワールドカップ後には、チェルシーからオファーを受けたものの拒否。しかし今年に入っても状況が変わらないことから、移籍は濃厚とされていた。
フロレンティーノ・ペレス会長の肝いりで獲得したハメスだったが、クラブ側も売り時と判断した模様だ。現在25歳のハメスに対しては、ユナイテッドとチェルシーが有力候補となるが、移籍金7500万ユーロの値札をつけて交渉に臨もうとしている。
多くのメディアではジョゼ・モウリーニョ監督との関係性が強いため、ユナイテッドがハメス獲得に一歩リードしているとも伝えられている。“白い巨人”での失意の日々を経て、ハメスはイングランドの地で復活への道を歩むことになるのだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images