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インテルDF長友佑都らの専属トレーナー、木場克己氏が語る幼少期のトレーニングの重要性
「ケン、ケン、パ」も効果的
「運動神経は日常生活や遊びの中でも鍛えることができます。例えば、空中にある風船をつかむ。この遊びを通じて身体の反応を高めることもできます。また、ケン、ケン、パはとても有効だと思います」
木場氏の説明では、昔ながらの子供遊びは運動神経の発達に効果的であるという。
「ケン、ケン、パを子供たちにしてもらう上で、チェックすべきことは2ポイントあります。まずは片足でジャンプする、“ケン、ケン”の部分で身体の中心部分の軸がぶれてはいないか。そして、バランスをしっかりと取りながら、ステップすることができているか。ジャンプするためには、ふくらはぎの筋肉に力を入れて、使わなければいけない。ふくらはぎの筋肉を意識できているか。左右に身体の軸がぶれずに、固定できているのか。ここが第1のチェックポイントになります」
長友らトップアスリートに対しても、木場氏は常に身体の軸、いわゆるインナーマッスルをしっかりと意識させ、トレーニングメニューで左右に身体がぶれないように指導している。そして子どもについても、使うべき筋肉を意識することが大切だという。子供からトップアスリートまで木場氏の指導方は一貫している。
「第2のポイントは、ケン、ケン、パの“パ”の部分ですね。両足を広げながら、着地する時にはピタッと止まることができているか。体勢がグラグラ崩れたりしていないか。バランス感覚を意識することからスタートさせましょう」
着地する際にも体がぶれなければ、それだけバランス感覚は高まっていくということなのだろう。