本田のレバンテ移籍実現度は? イタリア人記者が予測「可能性は40%。残りの60%は…」
「スペインはイタリアよりも…」
シアトル・サウンダースからは明確な条件提示が、本田のもとに届いていたようだ。レバンテからはまだ具体的な提示がないものの、スペイン移籍の可能性は確かに浮上しているという。
ミランで今季リーグ戦出場わずか6試合で98分、0得点0アシスト。昨季は主力としてプレーしながら、1得点3アシストに終わった。攻撃的な選手としては目立った活躍がほとんどなく、ミランでも日本代表でも定位置を失っている。6月に31歳の誕生日を迎える本田は、ハイレベルなスペインで通用するのだろうか。
ヴィティエッロ記者は「本田は通用すると思う。彼は技術的に価値の高い選手だ。ミランのプロジェクトでは本田への期待はなかった。スペインのトップクラスではないそれなりのクラブなら、(活躍する)可能性はあると思う。そしてスペインはイタリアよりも、守備が強固とは言えないからね」と語った。2部から来季昇格するレバンテなら、本田は実力を発揮できるとしている。
だが、本田にとっての理想の移籍先はスペインではないとも指摘している。「アメリカ移籍が理想だね。技術的にも戦術的にも、本田はアメリカで活躍できる。マーケティング面でも、彼のビジネスであるサッカースクールを発展させられる。リーグのレベルが高くはないから、あそこなら彼のクオリティーを見せることができる」と語り、欧州主要リーグよりも格段にレベルの下がるMLSなら本田は確実に活躍できると太鼓判を押している。
現時点での移籍指数は「アメリカが60%、スペインが40%」と、ヴィティエッロ記者は予想していた。
【了】
倉石千種●文 text by Chigusa Kuraishi
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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