浦和が前半怒涛の5発で勝負あり! 新潟に6-1と大勝し公式戦連敗を3でストップ

序盤の失点で攻撃陣の目が覚める 阿部がフィールド選手で歴代単独1位の138試合連続フル出場を達成

 浦和レッズが14日のリーグ第11節アルビレックス新潟戦で、前半5得点のゴールラッシュを見せて6-1と大勝し、公式戦の連敗を3でストップした。また、浦和のMF阿部勇樹はフィールドプレーヤーでは歴代単独トップとなる138試合連続フル出場を達成した。

 浦和はリーグ前節の鹿島アントラーズ戦での暴言により、2試合出場停止となった最終ラインにMF宇賀神友弥をコンバート。負傷から復帰したDF遠藤航とMF柏木陽介もスタメンに名を連ねた。新潟は三浦文丈監督が辞任し、新監督就任が決定している呂比須ワグナー氏が視察するなかでのゲームになった。

 浦和は前半2分にセットプレーの二次攻撃で新潟MF加藤大のクロスをFW鈴木武蔵に頭で押し込まれて先制を許したが、そこから逆にゴールラッシュがスタートする。まずは同6分にFWラファエル・シルバのシュートがファーサイドに流れたものをFW武藤雄樹が押し込んで同点に追いつくと、同20分には右サイドを攻撃参加した宇賀神のクロスをFW興梠慎三が押し込み、2-1と逆転に成功した。

 続く同31分には、柏木のFKをゴール前でDF槙野智章が押し込み追加点。シルバがここでFW高木俊幸と負傷交代するアクシデントがあったものの、同43分には柏木のCKからの混戦で新潟守備陣がオウンゴール。さらにアディショナルタイムには、自陣でボールを奪い取った高木を起点にカウンターを仕掛け、MF関根貴大がゴール。公式戦3戦連続無得点だった浦和は、前半だけで大量5得点を挙げた。

 後半に入って2分には、柏木の右CKから遠藤がゴールして6点目。その後も浦和がゲームを支配し、いくつかの決定機はあったものの追加点は挙げられなかった。一方の新潟は途中出場のFWホニのシュートがクロスバーを直撃し、跳ねたボールが浦和GK西川周作に当たるも枠外に転がるなど、ちょっとした運にも見放されて反撃のゴールはならず。前半のゴールラッシュで試合を決めた浦和が6-1で勝利し、リーグ戦の連敗をストップした。

 浦和はこの6得点で11節終了時点で総得点を30に伸ばした。さらにフル出場の阿部が、前節終了時点でサンフレッチェ広島のDF水本裕貴と並んでいたリーグ戦連続フル出場記録を、フィールドプレーヤーでは単独トップの138試合に伸ばした。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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