「より得点を取るには…」 ユナイテッドOBが新鋭FWラッシュフォードに点取り屋的アドバイス

元イングランド代表FWオーウェン氏、19歳新星の才能を称えつつ足りない部分指摘

 マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードは11日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)、セルタとの準決勝2試合で1ゴール1アシストの活躍を見せて決勝進出に大きく貢献した。クラブOBでもある元イングランド代表FWマイケル・オーウェン氏はこの逸材の才能を称えたうえで、ストライカーとしてまだ足りない部分があると指摘している。

 昨年2月、彗星の如くユナイテッドに現れた19歳の新星はすでにトップチームの主力に定着。セルタとの準決勝では、敵地第1戦で1-0の勝利につながる決勝ゴールを決め、本拠地第2戦は鋭いクロスでMFマルアン・フェライニのゴールを演出。合計スコア2-1での決勝進出の立役者となった。

 この活躍について持論を展開しているのはリバプール、レアル・マドリード、ユナイテッドなどビッグクラブを渡り歩いたオーウェン氏だ。英衛星放送「BTスポーツ」の解説に登場した同氏はラッシュフォードの「勇敢さ」を高く評価し、「彼は決勝で良いゲームをするのに十分なエナジーを持っている」と若さ溢れるFWの実力を認めている。

 しかし、その一方で点取り屋として欠けている部分もあるのではないかと語った。

「彼がシーズンにより多くの得点を取るためには、今よりももっとポーチャー(一瞬のチャンスを確実にモノにして巧みに点を決める選手のこと)になる必要があると思う。実際、彼がどのような選手になるのかは分からない。彼が前線で毎試合プレーすれば30得点を決められるか? それは僕にも確信がない。彼が他の選手を助けていることは確かだ。しかし、彼が冷徹(なストライカー)であるかまでは確かじゃない。シーズン30得点を取れる選手かどうかは分からない」

 

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