U-20日本代表の久保、磐田戦で30分間プレー 鮮やかなドリブル突破とスルーパスで観客沸かす

中村俊輔がスタンドから見守るなか、久保は小川との2トップで先発

 U-20日本代表FW久保建英(FC東京U-18)は、12日に行われたジュビロ磐田とのトレーニングマッチにスタメン出場。30分ハーフの前半をプレーし、鮮やかなドリブル突破と惜しいスルーパスを出すなど観客を沸かせた。

 所属クラブとの対戦になるFW小川航基(磐田)と2トップを組んだ久保は前半13分、ドリブルで相手DFを一気に抜き去ると小川にスルーパスを供給。しかし、わずかに小川に合わなかった。会場のヤマハスタジアムのスタンドからはどよめきが起こった。さらに同17分にはMF遠藤渓太(横浜FM)へのスルーパスを通したが、惜しくもオフサイドの判定となった。

 U-20日本代表は同24分、MF市丸瑞希(G大阪)の縦パスを久保がスルー。トレーニングパートナーで出場したMF伊藤洋輝(磐田U-18)が抜け出してシュートを放ち、こぼれたところを小川が押し込んで先制。チームがペースをつかんだかなで、久保はゴール前に進出してルーレットでDFをかわしに掛かったが、惜しくもストップされた。

 久保は前半のみで交代となり、後半はMF堂安律(G大阪)などが出場。後半は両軍ともに決定打を欠き、1-0でU-20代表が勝利した。

 15歳の“飛び級”でU-20ワールドカップのメンバーに選出された久保は、磐田のMF中村俊輔もスタンドで見守るなかで、J1チームを相手に堂々のプレーを見せた。5月20日に韓国で開幕し、翌21日に初戦の南アフリカ戦を迎えるチームにとって、久保は年齢に関係なく貴重な戦力であることを示している。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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