FIFAが「ニュースター」と絶賛の原口が理想像明かす 「子どもたちから尊敬されるサッカー選手に」

「ドイツでプレーを続けるのは無理かも…」

 原口は2014年に浦和レッズからヘルタ・ベルリンに移籍し、加入当初は出番が少なかった。そうした時期を経て、今季の序盤戦のようにコンスタントに出番を手にしていたと思えば、このところは再び出場時間が限られるようになった。浮き沈みの激しさを経験しているだけに、海外では周囲のサポートが重要だと実感している。

「(ドイツへ渡って)最初はプレーできなくて、難しいことがたくさんありました。日常生活が何から何まで(日本とは)異なっていて辛かった。一人になるといつもドイツでプレーを続けるのは無理かもしれないと考えていた。なので、妻(香屋)ルリコの存在はとても大切だと思っています」

 苦しい時期を乗り越えた今では「ドイツ生活を続けられてとても嬉しいです」と充実感を漂わせている原口。異国での生活に馴染んだことが飛躍のきっかけとなっているようで「この成長がとても重要だった」としている。

 そして、今後の大きな目標は来年に迫ったW杯での躍進だという。最終予選では7試合を終え日本はグループ首位に立ち、6大会連続の本大会出場に近づいている。同大会における日本の最高成績は2002年日韓大会と2010年南アフリカ大会のベスト16だが、原口は大舞台で歴史を塗り替えたいという意気込みを明かしている。

 

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