吉田がアーセナル戦の敗因分析、終盤戦へチームに奮起促す 「今季を力強く終わらせることが重要」
チーム一丸となって戦う重要性を説く吉田 「自分たちが組織で戦えなくなった場合…」
サウサンプトンの日本代表DF吉田麻也は10日に行われたプレミアリーグ第26節アーセナル戦に先発フル出場。アーセナルの豪華攻撃陣を防ぎきれず0-2で敗戦した後、吉田は地元紙「デイリー・エコー」の取材に対応し、「今季を力強く終わらせることが重要」とチームに奮起を促した。
14試合連続のスターティングメンバーに名を連ねた吉田は粘り強い守備で対応していたが、後半15分にチリ代表FWアレクシス・サンチェスのシュートフェイントに引っ掛かりスライディングで転がされて先制点を献上。また同38分には左右のゆさぶりからフランス代表FWオリビエ・ジルーをフリーにしてしまい、決定的な追加点を許した。
UEFAチャンピオンズリーグ圏内を争うアーセナルの攻撃力の前に悔しさを味わった吉田だが、試合後のインタビューでは「前半こそ好調だったが、後半、特に最初のゴールを許した後、自分たちは完全に組織力を失ってしまった。中盤に巨大なスペースを生んでしまい、そこをエジルとサンチェスに使われると、彼らは簡単に自分たちを崩してきた」と敗因を分析。その一方で、チーム一丸となって戦う重要性をこう説いている。
「自分たちはアーセナルやリバプール、(マンチェスター・)シティやチェルシーではないので、毎回チームとしてプレーしなければならない。自分たちが組織で戦えなくなった場合、簡単に失点してしまうのだから。だけど、まだ3試合が残っている。ここ5試合は勝利がないので、すでに降格したチームのミドルスブラ戦では連続未勝利を止めることがとても大事になる」
page1 page2