サウサンプトン吉田、アーセナル戦2失点関与で低評価 英メディアは対応ミスを指摘
本拠地で0-2と完敗 後半に訪れた“魔の瞬間”
サウサンプトンの日本代表DF吉田麻也は、10日の本拠地アーセナル戦で先発フル出場を果たした。後半15分に相手のチリ代表FWアレクシス・サンチェスの鋭い切り返しでかわされ先制点を献上すると、後半38分にはフランス代表FWオリビエ・ジルーが決めた追加点のシーンで、ボールウォッチャーになるなど、地元紙の評価も低かった。
堅実なプレーで評価を高めてきた吉田に、“魔の瞬間”が訪れた。後半15分、アーセナル司令塔のMFメスト・エジルからサンチェスに縦パスが入る。反転してゴールに向かったサンチェスが右足でシュートモーションに入ると、対峙した吉田はDFジャック・スティーブンスとともにスライディングでブロックを仕掛けたが、鋭い切り返しに空転。シュートコースを完全に開けてしまった。吉田はなんとか戻ろうとしたが、立ち上がれず。フリーになったサンチェスは、左足で先制点を叩き込んだ。地元紙「デイリー・メール」は、この先制点のシーンを問題視している。
「サンチェスはパスを受けターンすると、シュート体勢に入った。右足から左足に切り返し、吉田麻也とジャック・スティーブンスのセンターバックを自陣でスライディングさせた」「サンチェスが右足でのシュートフェイクでサウサンプトンのセンターバック陣を転がした」と、対応ミスを指摘している。
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