「メガネをかけやがれ!」と審判侮辱のアトレチコDF リーガ3試合出場停止で“今季終戦”
エイバル戦で退場時に暴言のゴディン 来季開幕戦も出場停止に
アトレチコ・マドリードは10日、UEFAチャンピオンズリーグ準決勝の第2戦でレアル・マドリードに2-1で勝利したものの、2戦合計2-4で敗れ初の欧州制覇の夢が断たれた。本拠地で行われたその試合にフル出場したウルグアイ代表DFディエゴ・ゴディンだが、試合前にはレフェリーへの侮辱発言によってリーグ戦3試合の出場停止処分が言い渡されており、ひと足早く今季の戦いに幕を下ろすことになった。スペイン地元紙「AS」が報じている。
ゴディンは6日に本拠地で行われた第36節エイバル戦(1-0)の終盤に、2枚目の警告を受けて退場処分となった。通常なら1試合の出場停止処分で済むところだが、判定を不服としたゴディンは副審にこう毒づいたという。
「メガネをかけやがれ!」
そして、第4審判に対しては「お前の仕事は最悪だ!」とダメ出ししたという。こうしたゴディンの言動が「侮辱的行為」とされ、2試合の出場停止が追加され、合計3試合の出場停止に。これにより第37節ベティス戦と最終節アスレチック・ビルバオ戦のみならず、来季開幕戦も欠場することになってしまった。この裁定を不服としたアトレチコは、リーグの規律委員会に処分撤回の申し立てを行うという。
サッカー界は暴言騒動が続いている。3月のワールドカップ南米予選では、アルゼンチン代表MFリオネル・メッシがチリ戦で副審に対して侮辱的発言をしたとされ、4試合の出場停止処分が下された。その後、アルゼンチン側の提訴により1試合の出場停止に軽減されている。また日本でも、浦和レッズの元日本代表DF森脇良太が先日の鹿島アントラーズ戦で相手選手に「臭い」と発言したことが、人種差別疑惑にまで発展。森脇には2試合の出場停止処分が科されている。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images