なでしこジャパンが7月米開催の大会に参戦決定 アメリカ、ブラジル、豪州の強豪3カ国と対戦へ
世代交代も進めるなか、高倉監督「力をつけていくうえで非常に重要な機会」
日本サッカー協会は11日、なでしこジャパン(日本女子代表)が 7 月27 日よりアメリカで行われる「2017 Tournament of Nations」に出場すると発表した。同大会でアメリカ、ブラジル、オーストラリアと対戦する。
なでしこジャパンは、高倉麻子監督の下で世代交代と連動性のある攻撃的なサッカー構築を目指し、19年の女子ワールドカップ、20年の東京五輪に向けて新陳代謝を図りつつ強化に着手している。
3月のアルガルベカップで6位という結果に終わり、「強化したいのは、攻撃への切り替えスピード、周りのサポート、体の向きやファーストタッチ」と指揮官は改善点を挙げていた。4月9日には、昨年4月に高倉監督が就任して以来、国内初の公式戦となった国際親善試合コスタリカ戦に3-0と快勝。昨年のU-20女子ワールドカップに出場したDF市瀬菜々(仙台)、MF隅田凜(日テレ)、FW上野真実(愛媛)に加え、U-23チームから大矢歩(愛媛)らを招集するなど世代交代も進めている。
そうしたなか、なでしこジャパンは7月に強豪とマッチアップする最良の機会を手にした。アメリカ、ブラジル、オーストラリアが参戦する「2017 Tournament of Nations」で日本の出場も決定。高倉監督は「世界の中でも強豪チームであり、タイプの違う3カ国と試合ができることは、今のなでしこジャパンが力をつけていくうえで非常に重要な機会であると考えています。今年に入ってからの数試合で見えた日本の良さを発揮し、また課題は修正しながら、チームの積み上げをしていく大会にしたいと思います」と意気込みを明かしている。
page1 page2