アトレチコが第2戦2-1勝利も一歩及ばず レアルが2戦合計4-2で勝ち抜け、初のCL連覇に王手

アトレチコが一度合計スコアで1点差に詰め寄るも…イスコのアウェーゴールでレアル突き放す

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝、アトレチコ・マドリード対レアル・マドリードの第2戦は2-1でアトレチコが勝ったものの、合計スコア4-2でレアルが勝ち抜け。ユベントス(イタリア)との対戦が決まった。

 第1戦で0-3の完敗を喫したアトレチコは、スタメンにFWフェルナンド・トーレスを起用するなど、いつも以上に前がかりな陣容に。対するレアルはふくらはぎを痛めたFWベイルがベンチ外となったものの、MFイスコがスタメン入り。FWベンゼマ、FWクリスティアーノ・ロナウドの2トップの下に構えた。

 試合は前半12分に動く。アトレチコが得たセットプレーのチャンスで、キッカーのMFコケのクロスにMFサウールがジャンプ一番頭で合わせて、ゴールネットに突き刺す。まず1点を返したアトレチコはその勢いのまま、4分後にFWフェルナンド・トーレスがペナルティーエリア内で倒されてPKを獲得。これをFWグリーズマンがゴール右隅に決めて2-0とした。

 合計スコアで一気に差を詰めたアトレチコだったが、前半終了間際の42分にレアルが逆襲を見せる。左サイド敵陣深くを突破したベンゼマのラストパスにMFクロースがダイレクトで合わせる。一度はアトレチコGKオブラクが防いだものの、こぼれ球をイスコが押し込み、貴重なアウェーゴールを奪ってハーフタイムに入った。

 この失点で勝ち抜けに3得点が必要となったアトレチコは後半早々にFWガメイロ、MFトーマスを投入するなど打開を図った。同20分にはMFカラスコ、ガメイロが立て続けに決定機を迎えたが、ともにレアルGKナバスに弾かれ、得点を奪えなかった。

 ピンチを迎えながらも要所を締めたレアルは2年連続の決勝進出を決めた。CL史上初となる連覇に向けて、6月3日のユベントスとのカーディフ決戦を残すのみとなった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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