ルヴァン杯で清水GKと新潟GKが痛恨の凡ミス トラップ空振り、バウンド目測誤りでともに敗戦

磐田戦で清水GK植草、C大阪戦で新潟GK守田がまさかのミス

 ルヴァン杯グループステージ第5節が10日に各地で行われたなか、清水エスパルス対ジュビロ磐田戦、セレッソ大阪対アルビレックス新潟戦でGKの凡ミスが生まれた。

 清水対磐田戦は、前半29分にFWアダイウトンのゴールで磐田が先制。そして同34分、清水DF村松大輔がハーフウェーライン付近でクリアボールに対応し、ヘディングでGK植草裕樹に戻すと、ペナルティーエリアから出ていた植草は足でトラップを試みる。しかし、素早く寄せていたアダイウトンのプレッシャーもあり、ボールは足をすり抜けて空振りし、そのままアダイウトンに決められて2失点目を献上。植草は両手を合わせて「ごめん」の仕草を見せたが、痛恨のミスで磐田に流れは傾いた。その後、清水が2-2と一度は盛り返したが、最終的に2-4で力尽きている。

 一方、C大阪対新潟戦は前半から一進一退の攻防が続いたなか、後半34分にそれは起きた。C大阪GKキム・ジンヒョンからDF丸橋祐介が自陣ゴールから約25メートルの位置でボールを受けると、そのまま前を向いて左足で前線にロングパス。これが相手最終ラインの背後に飛んで大きく弾み、新潟GK守田達弥の頭上を越えてゴール。守田は必死に手を伸ばしたが、バウンドの目測を誤り触れなかった。これが決勝弾となり、C大阪が1-0で勝利している。守田は悔しそうに天を仰ぐしかなかった。

 川崎フロンターレやモンテディオ山形などJリーグ5クラブを渡り歩いた34歳のベテラン植草、ロンドン五輪候補に選出経験もある26歳の守田がまさかのミスを犯し、両クラブとも敗れる事態となった。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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